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銀行のカードローン審査の基準はどのようなもの?

銀行のカードローンに申込んで通らなかったことは?

カードローンは非常に便利で、いつでもどこでもお金に困った時、すぐに用立てることができます。

そのため、まずは金利の低い銀行に行ってみようと、カードローンを申し込んだところ、数日して断られたという方も多いのではないでしょうか。

テレビCMなどでは、いとも簡単にカードローンが作れるように見えていますが、実際に申込んでみると、簡単には作れないことは多いのです。

一部上場会社で役職につき、勤務年数も10年あり、銀行口座もあるという方であれば、比較的容易にカードローンを設定することもできます。

また、遺産によってアパートや都心で不動産を持っている方なども、審査もほどほどにカードローンを作ることができます。

しかも、頼んでもいないのに、1千万円以上の融資枠のあるカードローンを持ってきてくれるのです。

しかし、それ以外の方については、審査に時間がかかった上に断られるということをたくさんの方が経験しています。そのために、もうカードローンの申込みに銀行には行かないと言われる方も多いのです。

銀行のカードローンは敷居が高い?

このように、銀行のカードローンは、一部の方にとっては非常に融資枠も大きく、金利も低いというありがたいものですが、ほとんどの方にとってはかなり敷居の高い融資になっているのです。

また、時間がかかってやっとカードローンの決済が出たけれど、金利は消費者金融会社と変わらないし、融資限度額も百万円も出なかったという方もいます。

そのために、経験者から話を聞いて最初から銀行のカードローンについては諦めているという方も多くなっています。

銀行のカードローンは通れば利用可能額が大きい

しかし、一部の恵まれた方にとっては、銀行のカードローンは非常に使い勝手のあるカードになっています。

金利は10%を切り、融資限度額は1千万円以上という恵まれたカードになっているのです。

それだけに、知らない間にどんどん借入残高が増えて、返済が苦しくなっていると言う場合もたくさんあります。

融資限度額が大きいだけに、返済の利息は借入で賄うということにもなってしまうのです。

そのために、融資限度額に近いところまで借入残高が近づいて、ようやく事態の深刻さに気がつくと言う場合も多いのです。

最近の破産の多くは、銀行のカードローンの借り過ぎが原因になっているケースが中心になっています。

銀行のカードローンは甘いのそれとも厳しいの?

銀行のカードローン審査は、恵まれた方にとっては非常に簡単で甘いという印象になりますが、それ以外の方にとっては非常に厳しい審査というイメージを持たれています。

本当はどちらなのでしょうか。
審査の厳しい、甘いというのは、見る側面によって違ってきます。

利用者側から見れば、時間がかからずに、断られることも少ない場合、審査は甘いと感じますが、カードローンの審査技術から見た場合、甘いのと審査時間の長短、成約率は余り関係がないのです。

カードローンの審査技術から見た場合には、申込まれた方の返済能力、返済意識を如何に正確に見抜けるかが審査の厳しさになります。

銀行で恵まれた方にほとんど実質的審査も行わずに、高額の融資限度枠を提供することは甘いと言えますが、時間がかかってしかも断り率が高いというだけでは厳しい審査とは言えないのです。

甘い、厳しいは、実際の融資の返済における事故率の結果から判断すべきものなのです。
銀行の審査の甘さは、バブル崩壊によって明らかになっています。

大量の不良債権で経営が行き詰まったことを見る限り、厳しい審査をしていたとはとても言えません。

銀行カードローンの審査

では、バブルの経験によって銀行のカードローン審査は厳しくなったのでしょうか。
その審査面から見てみることにしましょう。

銀行カードローンの審査はどのように行われる?

銀行におけるカードローン審査は、実質的にはほとんどそのノウハウがないと言ってもよい状況です。

元々、銀行は不動産などを担保とした融資しかしてきませんでした。

不動産を担保にすれば、融資先が破綻してもその担保となっている不動産を売却することによって、融資は回収できます。

そのため、銀行においては、不動産の評価、不動産の売却可能性などについては、非常に優れたノウハウを持ち、それを武器に融資をしてきたのです。

しかし、それでもバブル崩壊後の銀行の膨大な不良債権は、そのノウハウそのものが維持されていたのかどうかを疑わせます。

まして、銀行は過去において、無担保無保証人で個人に対して融資をすると言うことはなかったのです。口座の借り越しも定期預金金利の場合に限られていました。

現在の銀行カードローンの審査においては、申込まれた方の所有不動産、銀行口座の内容、勤務先、居住形態などを念入りに調べています。

しかし、それが実際の融資の返済に対してどのように影響を与えるのかはわかっていないのです。

銀行のカードローン審査の基準は?

すなわち、銀行のカードローン審査は、基準がないと言えるのです。

たくさんの不動産を持っていれば、確かに返済ができなかった場合には、それらの不動産の売却を進めさせて回収が可能かもしれません。

しかし、実際に不動産を多く持っているからと言って、きちんと返済してくれるとは限らないのです。

そのために、審査は回収できるかどうかの調査であり、返済できるかどうかの調査については基準がほとんどなかったのです。

銀行のカードローン審査の基準はあいまい

銀行は、カードローン審査においてはさまざまな要素について確認をしています。

しかし、それがどのように、どの程度申込まれた方の返済能力に影響を与えるのかについての基準はなく、あいまいなまま審査しているのです。

本来、1千万円の収入しかない方が、1千万円の借金を毎月定期的に返済できる訳ではないのです。

1千万円の収入があっても、税金、社会保険料、生命保険の天引きなどをされますと、実際に手取りは7百万円程度になってしまいます。

しかも、1千万円の収入はボーナスを含みますので、実際の毎月の手取り収入は50万円には届かないのです。

1千万円のカードローンの借入であれば、毎月の返済金は25万円程度になりますし、利息も10%で借りているとして8万円を越えます。

毎月の返済をした場合には、手元に残るのは20万円程度であり、借家であれば、家賃を支払わなければなりませんし、子供がいれば、教育費もばかになりません。

当然返済は苦しくなるのです。

それにも拘わらず、高額の融資可能枠を設定したカードローンを発行すると言うことは、基本的には審査の基準がないのと同じなのです。

銀行カードローンには貸金業法の規制はかからない

通常は、カードローンのような無担保無保証人の方の融資で返済が大きな負荷がかからないのは、収入の1/3と言われています。

そのために、2006年に改正された貸金業法では、総量規制として、年収の1/3を越える融資は禁じられているのです。

それも住宅ローンを除くすべての借入を合わせて年収の1/3を融資の限度としているのです。

しかし、銀行はこの貸金業法は適用外となっています。
金融庁内のパワーバランスがあり、銀行に手をつけることはできなかったのです。

そのため、2006年の貸金業法改正後においても、銀行は特定の優良顧客については、ほとんど審査もせずに高額の融資可能枠を持ったカードローンを発行してきたのです。

銀行業界の信用情報機関の問題点

Z2006年の貸金業法の改正の際の総量規制では、各業界が持っている信用情報機関の統合が大きな課題となりました。

当時の信用情報機関は、銀行業界のKSC、クレジットカード・信販業界のCIC、それに消費者金融業界のレンダースなどに分かれていたのです。

しかも、それぞれの信用情報機関で持っている情報の中身には大きな違いがありました。

それでも、貸金業法の改正によって、総量規制が引かれ、規制の対象となるクレジットカード・信販業界と消費者金融業界はそのままの状態では、個人の方の借入を特定することができません。

そこで、消費者金融業界の地域ごとのレンダースは一つの機関を設立して集約し、そこにすべての情報を集約するとともに、消費者金融会社以外でも加盟できるようにしました。

そしてCICとは共通する情報については互いに情報交換できるようにしたのです。

それは、消費者金融業界の信用情報機関の情報が一番充実していたためで、クレジットカード会社などはこぞって加盟するようになったのです。

銀行業界の信用情報機関はそのまま

しかし、銀行業界は、貸金業法の適用外となったことにより、信用情報機関も全く動こうとはしませんでした。

そのために、一部の消費者金融業界の信用情報機関に加盟した銀行以外は、まったく借入状況を確認せずに高額の融資をしているのです。

銀行カードローンまでの歴史

銀行のカードローンの審査は、このようにノウハウもないままに展開していますが、そこには消費者金融会社やクレジットカード会社などの信用保証をとることで、融資を可能にしているのです。

多くの不動産を持っていたり、高額の収入のある一部の方は別にして、ほとんどのカードローンを申込みされた方については、自身の審査以外に、保証会社の信用保証を取ることで融資をしています。

何故、銀行は自らのリスクをとらずに、カードローンにおいても融資を行うのかについて、その歴史から見てみることにします。

銀行は高度経済成長時代の切り札だった

銀行は、昭和30年ころから始まる高度経済成長期においては、産業の成長を支える血液としての資金供給を担当し、長期間にわたる成長持続において重要な役割を果たしていました。

銀行は各企業から担保をとりながらも、どんどんと融資を行い、企業の成長政策を後押ししたのです。

銀行は護送船団方式で守られた

しかも、当時の大蔵省銀行局は、絶対的な力で護送船団方式と言われる政策をとり、経営不振の銀行は別の優良銀行に合併させ、破綻を起こさせないように守っていたのです。

そのため、銀行は思い切った融資も可能になり、担保は取りながらも、積極的に不動産などを評価して融資を増やしていったのです。当時は、企業の資金は銀行融資に依存していました。

高度成長を望める企業への融資は積極的に行ったものの、融資単位が極端に小さくなる個人への融資はほとんど行われませんでした。

銀行は役目が終わっても変わらなかった

しかし、日本の高度経済成長期は、田中角栄氏による列島改造論後の高いインフレと第4次中東戦争によるオイルショックによって、終焉を迎えます。

それまで高い経済成長を持続してきた日本経済は1974年にマイナス成長に陥り、成長神話は終わりを迎えたのです。

それまで、成長を第一に掲げてきた企業は安定成長時代への移行を見込んで、企業体質の改善に舵を切り、借入金を減らす政策に転換したのです。

それは、高度経済成長を支えてきた銀行の大きな役目の終焉でもありました。それでも銀行には預金によって豊富な資金が眠っており、その資金を安全に運用する必要がありました。

しかし、企業への融資に依存する体質は変わらず、当時まだ右肩上がりの神話が残っていた不動産企業や高い利回りを得られる株式投資企業への融資に依存したのです。

銀行はバブルを引き起こした

その結果、不動産市場と株式市場には銀行から大量の資金が流入するようになり、バブルが発生してしまったのです。

その結果、株式バブルは早めに破裂し、残っていた不動産バブルも日銀の当時の三重野総裁の極端な引き締め政策や土地税制の改正によって不動産バブルも破裂して、株価も不土さん価格も一気に低下していきました。

このように、銀行は企業融資への依存体制を変えず、銀行の業態変化や、事業の見直しを怠ったことにより、大きなバブルを生じさせたのです。

銀行はバブル崩壊以降、業界統廃合

銀行は、バブル崩壊後、大量の不良債権を抱え、その処理が進まず、経営は苦境を迎えていました。

特に、景気低迷から抜け出せない中で、企業の資金需要もなく、1995年以降、銀行業界は統廃合の嵐に見舞われたのです。

メガバンクは一時21行あったものが、今では片手で足りるほどしか残っていないのです。

1997年の山一証券の破綻をきっかけとして、日本長期信用銀行、日本債券信用銀行, 北海道拓殖銀行などのメガバンクと言われた大規模銀行の破綻が相次ぎ、それは、21世紀に入って小泉内閣で竹中氏が大鉈を振るうまで続きました。

新しい銀行の役割

そのような環境の中で、銀行は新たな利益機会を模索するようになりました。金融派生商品などや国際業務といった先端技術の必要な分野から、個人対象の融資分野が有望とされたのです。

ただ、高い技術力が必要とされる金融派生商品や国際業務は、メガバングに限られており、それ以外の銀行は個人相手の融資業務や金融派生商品の販売だけがその機会として残ったのです。

そして、多くの銀行が個人融資部門に参入しようとしているのです。

銀行カードローンの審査は保証会社頼み

しかし、銀行が新たな個人融資、カードローン分野に参入しようとしても、具体的な運営ノウハウはありません。

メガバンクなどは、既存の大手消費者金融会社や準大手を傘下に加えることによって、自らはそのノウハウを開発しなくても持つことができました。

アコム、プロミス、レイク、シンキなどの大手、準大手の消費者金融会社がメガバンクの傘下の子会社化されたのです。

しかし、それ以外の銀行は、自分でやりくりする道を模索する必要があり、そこで、考えられたのが、中小企業融資などで行われている信用保証協会による保証方式でした。

信用保証協会に代わるものとして、消費者金融会社やクレジットカード会社などの個人融資のノウハウを持った企業の保証を得ることだったのです。

銀行カードローンは取り立ても保証会社頼み

銀行にとっては、担保も保証人もない個人の方から融資を回収するというリスクやコストもなく、その代わり、3~4%の保証料を支払うという形になりました。

そのため、実際の利用者の金利は利息制限法の18%に近いものになったのです。

消費者金融会社やクレジットカード会社は、信用情報機関の情報統合が行われており、そちらに任せることにより、多重債務リスクも受けずに済むのです。

従って、銀行は現在でも、カードローン審査のノウハウはほとんど蓄積しておらず、審査基準もあいまいなままで進んでいるのです。

銀行カードローンの審査は通らない?

銀行のカードローンは、不動産があったり、一部上場会社で役職などについて高収入のある方以外は、保証会社の保証がなければ、融資はしません。

保証会社も、商売ですから、自分たちのスコアリングシステムなどの審査で通らない方には保証を出しません。

その結果、銀行カードローン審査は、厳しくて通らないということになっています。

銀行のカードローン審査の通らない理由

銀行のカードローン審査は、銀行自身の審査と保証会社審査があり、両方で断りになるため、断りが多くなります。

銀行にカードローンを申し込まれる方は、もともと収入水準が高い方が多いですが、同時に他行からの借金も多い方が多いのです。

従って、保証会社に高い地位や収入があるにも拘わらず、銀行から保証依頼が来た場合には、かなり借入金があると予想がつきます。

また、そのような方は、消費者金融会社などにも借入がある場合が多く、断りになる可能性が高いのです。

また、属性が低い方の場合は、やはり保証会社でも評価は低くなり、断りになり易いと言えます。特に、保証会社が銀行系消費者金融会社や銀行の別子会社の場合には、慎重審査になりますので、余計に断りは多くなります。

このように、銀行と保証会社両方から断りになることから、銀行審査は通りにくいとなるのです。

銀行の審査の慎重さの背景

銀行の審査の慎重さの背景には、二つの要因があります。一つは、バブル崩壊によって大量の不良債権を抱えたことによるトラウマです。

もともと、銀行は不動産などの評価、審査には高いノウハウがあったはずなのですが、不動産の右肩上がり神話(不動産の値段は上がり続ける)にノウハウそのものが狂って、大量の不良債権を出してしまいました。

そのため、融資審査そのものに自信がなく、どうしてもマイナス思考で審査を行なってしまうのです。

もう一つは、やはり個人融資、それも無担保無保証人の融資をした経験が少なく、ノウハウそのものがないために、信用力とは関係のない余計なところまで細かく見てしまう点にあります。

銀行はカードローン審査ノウハウがない?

既に述べましたように、銀行の場合は、担保付きの融資しかしてこなかったため、カードローンの審査ノウハウはないのです。

本来、個人融資の多くの経験があれば、その経験を基に審査基準を作ったり、審査の仕方についてのノウハウを積み上げられますが、それがないところから出発してしまったのです。

しかも、ほとんどの審査を保証会社に依存しており、自らノウハウを蓄積する体制ができていません。

一部の銀行では、消費者金融業界の信用情報機関に加盟して情報を取って審査しようとするところも出ていますが、その数は限られています。

また、信用情報を取ったとしても、その使い方、活かし方についてのノウハウがない場合が多いのです。

銀行の基準のないカードローン審査は甘い

現在の銀行のきちんとした基準のないカードローン審査は、本来のカードローン、個人融資技術という面で見ますと、非常に甘い審査であり、きちんとできていないと言えます。

但し、申込みをされる方の側に立ちますと、それは断りの多い、時間もかかる厳しい審査と見られるのです。

担保主義とカードローン審査の異質さ

従来の銀行の担保主義に基づく融資姿勢と無担保無保証人のカードローン融資では、まったく相容れない融資なのです。

担保主義は、相手を信用せず、何かあれば担保の処分で融資を回収するという性悪性に基づく融資です。

しかし、無担保無保証人の個人融資は、相手を信用して、いかに返済してくれる方を選別して貸すかという性善説に基づく融資になります。

銀行はこれまで性悪説による審査を行ってきました。

従って、消費者金融会社のように性善説による審査というものに異質さを感じて、より慎重に貸そうという姿勢になってしまうのです。

銀行カードローン審査は長い時間がかかる

従って、銀行のカードローン審査は、自分の慎重に調べる審査だけでなく保証会社の審査も入るため、審査結果が出るまでに長い時間がかかるようになっています。

ただ、その時間の長さは審査の厳しさとは違うものであることは理解しておく必要があります。

銀行と消費者金融会社のカードローン審査の違い

では、審査を性悪説でする銀行と性善説でする消費者金融会社のカードローン審査にはどのような違いがあるのでしょうか。

銀行カードローンと消費者金融会社の関係

銀行カードローンは、消費新金融会社のカードとは発行された後の機能については、それほど違いはありません。

しかし、いったん返済が遅れた場合の対応には差があります。

消費者金融会社の場合には、返済日から一定期間(2~3週間)入金がない場合には、期限の利益喪失と言って、契約を解除し、一括返済を求めますし、それまでもメール、電話などで返済を促すように行動します。

しかし、銀行の場合は、ほぼ1ヵ月督促もせずに放置した上で、保証会社にその融資を未入金の利息も含めて買い取らせるため、自らはほとんど回収行為を行ないません。

結局、全て消費者金融会社に依存するのが銀行なのです。
また、消費者金融会社の場合には、融資する資金を銀行から借りているために、強く出ることができないのです。

銀行カードローンと消費者金融会社は棲み分けができている

ただ、同じカードローンでも、銀行と消費者金融会社ではある程度の利用者の棲み分けができています。

既に述べましたように、銀行審査は厳しいという認識が利用者側にあり、自身の信用力に自信がない方や審査に自信のない方は消費者金融会社に行かれます。

それに対して、高い収入があり、地位もあるという方の場合は、迷わずまず銀行にカードローンの申込みをされるのです。

銀行カードローン審査は保証会社に依存

消費者金融会社はカードローン審査に対して、スコアリングシステムという審査ノウハウを構築しており、それによって店舗の無人化、集中センターなどにおけるオペレーターによる審査を可能にしています。

極めて低コストな運営ノウハウを構築しているのです。

それに対して、銀行の場合は、審査ノウハウがないため、消費者金融会社などの保証をとらないと融資できないという形になっています。

その結果、両者の個人融資に対するノウハウの差は、現在でも開きつつあるのです。
大手消費者金融会社は、利用者に対する会員サービスとして、さまざまなサービスを提供していますが、銀行の場合にはほとんどそれらは見当たりません。

これは、銀行と消費者金融会社だけでなく、銀行系消費者金融会社と大手消費者金融会社の間にもその差が認められます。

消費者金融会社のスコアリングシステムという審査基準

大手消費者金融会社の場合には、過去40年を越える融資経験があり、35年以上コンピュータによるデータ蓄積があります。

その経験とデータを使って、コンピュータで利用者が返済不能になる確率パターンを抽出して、それをスコアリングシステムに組み込んで、融資可否、融資限度額、金利などを決定しています。

従って、スコアリングシステムによる明確な返済不能確率という審査基準を持っており、それに基づいて審査を行っているのです。

スコアリングシステムを持たない銀行の審査基準

銀行の場合は、そのような経験もデータもないために、ノウハウもシステムも構築できていません。

審査基準を作るための、データ蓄積や経験も保証会社を利用することで蓄積できませんので、今のままでは銀行はカードローンの審査基準を作るということはできないのです。

高額の個人融資による破産増加

しかも、最近の傾向として、銀行が高額のカードローンを発行したことにより、破産になるケースが増えており、金融庁などは規制に動こうとしています。

そのため、銀行の個人融資に対する姿勢は以前に比べますと、後退している印象があります。

ただ、メガバンク以外の銀行にとっては、個人融資部門は最後の利益機会の拠り所であり、その分野に背を向けてしまいますと、今後立ち行かなくなるのは見えています。

従って、一部の地銀の中には、自分でノウハウを蓄積したり、積極的に自行審査を行おうとしているところも出てきています。

銀行カードローンの未来

従って、銀行カードローンの未来は、銀行自身がどれだけノウハウを蓄積できるかにかかわっています。

消費者金融会社は何度も大量の不良債権を出したり、大量の過払い金返還請求が押し寄せるという修羅場を経験しながら、ノウハウを蓄積しました。

銀行も今のようにリスクをとらずに、美味しいところだけを食べるという姿勢ではじり貧になってしまいます。

保証会社に依存しているままでは、ノウハウは蓄積できず、信用度の高い方への高額融資に依存せざるを得ず、それも将来的には規制される可能性が高いと言えるのです。

最近では、みずほ銀行がソフトバンクと組んでジェイスコアというネット専門の銀行系消費者金融会社を立ち上げて、積極的なネット広告を行っています。

今後、過払い金返還請求が大幅に減ってきますので、大手消費者金融会社は融資姿勢を積極化させる可能性が高く、また、外資が既存業者と組んで参入してくる可能性も高いと言えます。

そのような環境の個人融資市場で銀行が生き残っていくには、自らノウハウを構築していくしかありません。 しかし、非常に厳しい局面に立たされていると言えるでしょう。

消費者金融会社を子会社化するメガバンク

一方、メガバンクの多くは、既存の大手、準大手消費者金融会社を傘下に治め、子会社化して自らはその分野には入り込まないような政策をとっています。

三井住友銀行、三菱UFJ銀行や、さらにレイクなどを取り込んだ新生銀行などは今後活発になると考えられる個人融資部門に対しては、それぞれの子会社の消費者金融会社によって対応しようとしているのです。

既に独立系と呼ばれる銀行傘下に入っていない大手消費者金融会社はアイフルのみとなっています。

アイフルは三井住友信託銀行がメインバンクとなっていますが、その関係は万全とは言えず、将来的には外資が入り込む余地もありそうです。 アメリカなどの消費者金融業界の先進国でも、ほとんどの消費者金融会社は銀行傘下に入っています。

まとめ

銀行のカードローン審査について、ご説明しました。 銀行のカードローン審査は、もともとノウハウがなく、審査基準も明確になっていません。

それは、もともと、銀行が担保付き融資しかしてこなかったためです。 そのため、バブル崩壊後に個人融資部門に力入れ始めてからも、消費者金融会社やクレジットカード会社などによる保証をつけてカードローンを発行しています。

回収面においても彼ら保証会社に依存しており、リスクをとらないため、ノウハウの蓄積もできていないのです。 メガバンクは、既に大手・準大手消費者金融会社を子会社化して傘下に入れています。

しかし、それ以外の銀行は利益機会が限られている中で、非常に難しい局面を迎えていると言えます。