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埼玉縣信用金庫のカードローン審査は厳しい?

埼玉縣信用金庫とは

首都圏に含まれる埼玉県熊谷市に本店を置く信用金庫が、埼玉縣信用金庫です。

この埼玉縣信用金庫もカードローンを発行しており、申し込まれた経験のある方もいるのではないでしょうか。

埼玉縣信用金庫は埼玉県の県内第3位の主要金融機関

埼玉縣信用金庫は、埼玉県では最大の信用金庫であり、規模的には預金残高2兆6千億円と地方銀行並みに大きく、店舗数も95店舗あります。

埼玉県の銀行としては埼玉りそな銀行が有名ですが、埼玉縣信用金庫は第二位の武蔵野銀行に次ぐ金融機関です。

武蔵野銀行よりも店舗数は多く、他に第二地方銀行もないことから、県内でも主要な金融機関として認められています。

県内ではテレビCMも流しており、よく知られた存在です。「県」を旧字の「縣」を使う辺りにも主要金融機関としてのプライドが現れています。

埼玉縣信用金庫は規模は大きいが利益状況はかなり悪い

しかし、埼玉縣信用金庫は、バブル崩壊後、自身も傷つきながら県内のほかの信用金庫を救済合併しているため、現在でも利益状況は悪い状態にあります。

総資本利益率(ROE)は、0.105%とかなり低くなっています。

信用金庫の平均的なROEは0.25%程度ですので、規模は大きいとは言え、いつマイナスになってもおかしくない状況で、収益構造を改善する必要性が高い環境に置かれているのです。

埼玉縣信用金庫のカードローンの取り組みと競合

従って、埼玉縣信用金庫は、カードローン事業に参入して企業融資中心から個人融資中心に収益構造を変えようとしているのです。

幸い、埼玉県では、知名度が高く、県の指定代理金融機関にも指定されており、カードローンの発行環境としては恵まれています。

信用金庫だけに地域的には埼玉県に限られますが、首都圏に含まれているため、対象顧客数は大きいと言えます。

埼玉縣信用金庫のカードローンの種類

収益構造を変えていく必要のある埼玉縣信用金庫ですが、発行しているカードローンは2種類あります。県内有数の金融機関として、カードローン顧客数の拡大を狙っているのです。

埼玉縣信用金庫のカードローンは2種類ある

埼玉縣信用金庫の2種類のカードローンは、優良顧客向けカードローンである「さいしんカードローン『自由自彩』」と、通常の口座を持たれている方向けカードローン「さいしんカードローン」の二つになります。

「さいしんカードローン」の中には、自金庫で住宅ローンを借りている方向けの金利の低い「さいしんカードローン『with住まいる』」もあります。

いずれにしても、自金庫に口座のある方が中心ですが、ベースとなる顧客数が通常の信用金庫よりも多いだけに、きめ細かいニーズ対応よりも、シンプルにカードローン顧客数を増やすことに注力していると言えるのです。

口座を持たれていない方の申込みも可能になりますが、審査に通る方は、基本的には年収が高い方や、多額の不動産や金融資産を持たれている方など、よほど属性的に高い方に限られます。

それ以外の方は、口座を開設して、給与振込みや公共料金などの支払い口座に指定して1年程度経過することで、審査に通ることも可能です。

埼玉縣信用金庫のカードローン 「さいしんカードローン『自由自彩』」

埼玉縣信用金庫の優良顧客向けのカードローンである「さいしんカードローン『自由自彩』」は、信用金庫としては900万円という大型の融資可能額で、融資金額に応じて金利は2.95%まで下がる形になっています。

返済方法はリボルビング方式ですが、各月の借入残高に応じて返済額が決まる残高スライド方式と融資限度額(極度額)によって返済額の決まる極度スライド方式があります。

但し、極度スライド方式では融資可能額が300万円までです。

  • 融資限度額 50万円以上900万円以内(極度スライド方式は300万円まで)
  • 融資金利  2.95%~14.3%
  • 保証会社  信金ギャランティ
  • 申込資格  20歳以上65歳未満
  • 必要書類  本人確認書類、普通預金通帳及び届出印

埼玉縣信用金庫のカードローン 「さいしんカードローン」

埼玉縣信用金庫のカードローンである「さいしんカードローン」は、融資限度が100万円以内と低く、自金庫に口座を持たれている方で、比較的属性的に高くない方を主要な対象にしています。

既存口座の貸越極度額契約になりますので、口座のない方は同時に口座開設を申込む必要があります。(審査ではかなり不利です。)

  • 融資限度額 10万円、30万円、50万円、100万円
  • 融資金利  12.85%(優遇金利10.85%)
  • 保証会社  しんきん保証基金
  • 申込資格  20歳以上65歳未満
  • 必要書類  本人確認書類、普通預金通帳及び届出印

埼玉縣信用金庫のカードローンの審査と特徴

埼玉縣信用金庫のカードローンは、2種類ありますが、その特徴や審査について見てみることにします。

埼玉縣信用金庫のカードローンは優良顧客向けと口座保有者向けの二つ

埼玉縣信用金庫のカードローン政策は、

  • 有力金融機関として優良顧客を囲い込み、獲得するための商品「さいしんカードローン『自由自彩』」
  • カードローン顧客数を稼ぐための、自行に口座を持ち、普段から給与振込みや公共料金の自動引き落としなどに利用している方向けの「さいしんカードローン」

の両睨みになっています。

県内有数の金融機関として生き残るために、件数も優良顧客も両方獲得できる商品構成となっているのです。

埼玉縣信用金庫のカードローンの申込み方法

埼玉縣のカードローンの申込みは、窓口のほか、インターネットのWRB申込み、電話、FAXによる申込みも可能です。

特に口座を持たれている方の場合には、WEBで申込みから契約まで完結させることができます。
ただ、カードは郵送になりますので、時間はかかります。

埼玉縣信用金庫のカードローンは意外と金利が低い

埼玉縣信用金庫のカードローン金利は、ほかの銀行系カードローンに比較しますと低くなっています。

「さいしんカードローン『自由自彩』」の最高金利は14.3%ですが、元々優良顧客を対象としており、高額カードローンの方が中心で、融資可能額が大きければ金利もそれだけ低くなります。

最低金利も2.5%と信用金庫や第二地方銀行などの最低金利ではかなり低く、全体としての平均金利も低くなっているのです。

また、「さいしんカードローン」は、変動金利になりますが、現状の上限金利は12.85%であり、ほかの銀行系カードローンの14%台に比べて低いと言えるのです。

また、住宅ローン借入中の方、給与振込み銀行に指定している方、公共料金などを二つ以上利用している方、定期性預金が100万円以上の方の場合には、優遇金利が適用されます。

その場合、金利は10.85%とほかの銀行系カードローンに比べてかなり低くなります。

埼玉縣信用金庫の「さいしんカードローン『自由自彩』」は貸金業法規制範囲外も融資

埼玉縣信用金庫のカードローンは、貸金業法の対象者規制や総量規制の対象にはなりませんので、専業主婦や年金受給者も収入がなくても融資可能です。

また、「さいしんカードローン『自由自彩』」は総量規制の規制以上の高額カードローンも発行が可能となっています。

通常の銀行系カードローンの場合には、保証会社が大手消費者金融会社やクレジットカード会社で、彼らが貸金業法の対象です。

そのため、自行の子会社などの保証会社を使いませんと総量規制を越えるカードローンは発行できません。

しかし、埼玉縣信用金庫の場合には、信用金庫業界で取り纏め役の信金中央金庫が100%出資した保証会社の保証のみであり、貸金業法の対象にはならないため貸金業法の規制は全く受けないのです。

但し、自金庫でリスクを負いますので、貸金業法の対象外の場合には特に時間をかけて慎重に審査が行われます。

信用金庫のカードローンとしては大型の「さいしんカードローン『自由自彩』」

信用金庫業界の銀行系カードローンは、が融資可能額はほとんどが500万円程度であり、中には300万円のところもあります。

従って、埼玉縣信用金庫の「さいしんカードローン『自由自彩』」の融資可能額900万円は信用金庫業界としては異例の高額になっています。

競争相手が埼玉りそな銀行や武蔵野銀行であり、競合面から高く設定されているのです。

ちなみに埼玉りそな銀行のカードローンの融資可能額は800万円、武蔵野銀行は500万円となっており、埼玉りそな銀行をかなり意識した設定になっています。

地域密着を生かして優良顧客囲い込みのための独自審査も甘い

埼玉縣信用金庫のカードローンは、県内で一番多い店舗数を誇り、地域密着した独自審査が可能です。

本来は信用金庫特有の厳しい銀行審査が行われるところですが、利益状況がかなり悪いことから銀行としてはかなり甘い審査になっています。

規模から見て、大手消費者金融会社を保証会社に使うことも可能ですが、利益状況が悪く、しかも首都圏で競争も激しいことから、金利を低く設定することが必要です。

そのため、3~4%の保証料を負担することは難しく、保証料の安い業界保証会社を使っています。

埼玉縣信用金庫のカードローン審査は時間がかかる?

埼玉縣信用金庫のカードローンは、業界保証会社の審査能力が低いため、自金庫がリスクをとる必要があり、慎重に時間をかけて審査をするために、審査結果が出るまで時間がかかります。

従って、急ぎで資金が必要な場合には、大手消費者金融会社にいくほうがよいと言えます。

埼玉縣信用金庫のカードローン審査は厳しい?

次に埼玉縣信用金庫のカードローン審査について詳しく見てみます。

埼玉縣信用金庫の審査は甘くする余地がある?

埼玉縣信用金庫は、本来は利益状況が悪いために極力融資件数が多くなるように審査は甘く行いたいところです。

大手消費者金融会社の保証会社を使って自行審査は最小限にし、甘い審査をすればよいのですが、首都圏では競争が激しく金利を低くせざるを得ず、また、利益状況が悪いことから高い保証料は払えません。

そのために、保証料の安い業界の保証会社を使わざるを得ず、その保証会社に審査能力がないために、自金庫の審査でリスクをとっていかざるを得ない状況にあります。

ところが、収益構造を改善していくためにはカードローン顧客数を増やしていくことが必要であり、通常の信用金庫の厳しい審査をそのまま行なうこともできないのです。

甘い審査の余地

埼玉縣信用金庫のエリアは埼玉県に限られますが、首都圏にあるだけに対象人口は多く、自金庫の顧客数も通常の信用金庫の10倍近く抱えています。

対象者を自金庫の口座所有者に限り、口座を持っていない人を対象にしたとしてもかなりの申込件数を確保できるのです。

自金庫に口座を持ち、給与振込み銀行に指定し、公共料金やクレジットカードの自動引き落としをしている方に絞ることでリスクを低下させながら、甘い自金庫審査によってかなりのカードローン発行が可能になるのです。

甘い審査を行なう余地があると言えます。

埼玉縣信用金庫のカードローン審査はノウハウがない?

もともと信用金庫だけでなく、銀行自体が無担保無保証人のカードローン審査ノウハウを持っていません。埼玉縣信用金庫のカードローン審査も同様です。

これまで銀行が行ってきた担保付融資は、担保物件の売却によって容易に融資金の回収ができますが、カードローンでは延滞が生じた時の融資金の回収は難しいのです。

そのために、カードローンの審査は、融資金の返済が遅れない返済能力判定が本質と言えます。

その返済能力判定のノウハウを銀行業界は持っておらず、保証会社にその返済能力判定を任せ、保証をしてもらうことでカードローンの発行を可能にしているのです。

埼玉縣信用金庫のカードローン審査は収益構造改善のため甘くなっている?

通常の信用金庫業界は、個別での保有する顧客数が少なく、保証料の高い大手消費者金融会社などの保証を得ることは難しいのです。

そのために信用金庫業界は共同で設立した保証料の安い保証会社を使っています。

但し、その保証会社は審査ノウハウを持っておらず、延滞後についても回収は各信用金庫に任されるため、実質的には自金庫で回収のリスクを持つことになります。

そのために、各信用金庫は独自の地域密着した独自審査手法を開発しています。そのために、信用金庫のカードローン審査は基本的に厳しくなっているのです。

埼玉縣信用金庫も同様のことが言えますが、給与振込みなどが滞った場合や自動引き落としができない状況などを早めに掴むことにより口座を凍結するなどしてリスクを下げ、審査そのものは甘くしているのです。

収益構造の改善のためには、融資件数を増やす必要があり、甘くせざるを得ません。

埼玉縣信用金庫のカードローン審査は対象を絞ることで独自審査?

埼玉縣信用金庫は、エリア内に住居があるか、勤務している方が対象になり、しかも自金庫に口座を持っている方に対象者を絞ることで、返済の遅れる気配を早くつかめる方に絞っているのです。

その上で、通常の信用金庫であれば、収入状況、資産調査や住居状況、勤務先などを時間をかけて慎重に審査していますが、埼玉縣信用金庫はその部分を甘くしていると言えます。

埼玉縣信用金庫でも収入状況や資産調査などは時間をかけて行われますが、落とすためというよりは優良顧客を選別するために行われているのです。

埼玉縣信用金庫のカードローンは金融面の個人信用情報審査が厳しい

但し、埼玉縣信用金庫のカードローン審査が甘いとは言っても、金融面の個人信用情報については厳しい審査が行われます。

信用情報調査は、信用情報機関から得られる個人信用情報で行なわれるのです。

その信用情報機関は、貸金業者の業界ごとに設けられています。

  • 消費者金融業界はJICC(日本信用情報機構)、
  • 銀行業界はKSC(日本銀行信用情報センター)、
  • クレジットカード業界はCIC(CREDET INFORMATION CENNTER)

であり、JICCとCICは、互いのキャッシング情報の交換を行なっているのです。

JICCは、消費者金融業者だけでなく、銀行やクレジットカード会社なども加盟が可能になっており、埼玉縣信用金庫も加盟しています。

すなわち、埼玉縣信用金庫は、全ての指定信用情報機関の借入情報、すなわち、延滞や金融事故情報を見ることができるのです。

通常、保証会社になる大手消費者金融会は、JICCとCICのキャッシングの延滞情報しか取れませんが、埼玉縣信用金庫は全ての借入の延滞情報を取得することができるのです。

延滞があれば通らない

大手消費者金融会社は、延滞情報に関しては、延滞日数、延滞回数、延滞理由などが考慮され、短期延滞では必ずしも審査に落ちるとは限りません。

しかし、埼玉縣信用金庫では、各情報に1度でも延滞があれば、カードローン審査には通らないという厳しい審査になります。

埼玉縣信用金庫のカードローン審査は口座のある人優遇

埼玉縣信用金庫のカードローン審査は、口座のある方が優遇されますが、口座のない方の申込みも可能になっています。

しかし、あくまでも優良顧客を取り込むために申込みが可能になっており、審査に通るのは、収入がかなり多い(500万円以上)方や不動産、金融資産が多い方(1億円以上)に限られます。

埼玉縣信用金庫のカードローン審査は在籍確認をする

埼玉縣信用金庫のカードローン審査では、信用情報調査の他に、在籍確認も行なっています。収入が安定してあるかの確認を勤務先の在籍確認でしているのです。

在籍確認は、埼玉縣信用金庫の担当者が直接勤務先に電話をします。確認できなければ審査には通らないのです。

但し、担当者の勤務先への電話は、個人名で融資の申込みをしているとはわからないように行いますので、職場の同僚にはわかりません。

埼玉縣信用金庫のカードローン審査の保証会社

埼玉縣信用金庫のカードローンの保証会社はすでに述べましたように、業界の保証会社になっています。

埼玉縣信用金庫の保証会社は信金ギャランティ(株)としんきん保証基金

埼玉縣信用金庫のカードローンの保証会社は、「さいしんカードローン『自由自彩』」は信金ギャランティであり、「さいしんカードローン」はしんきん保証基金になっています。

どちらも信用金庫業界で共同で設立した保証会社であり、信金中央金庫が100%の出資をしています。

埼玉縣信用金庫のカードローンの保証会社は審査ノウハウがない

埼玉縣信用金庫の保証会社である信金ギャランティもしんきん保証基金もどちらももともとカードローンの審査ノウハウはなく、延滞した場合の回収もできません。従って、保証料は1%程度と安く、形だけの保証になっています。

埼玉縣信用金庫のカードローンは自金庫のリスクで判断する

そのために、埼玉縣信用金庫のカードローンでは、実質的に自金庫で回収リスクをとってカードローンを発行する形になっています。

但し、基本的には申込対象顧客を絞り込むことで、顧客選別を行っており、しかも口座のある方を対象としているため、

  • 給与振込みがなくなった場合には失業とわかり、延滞の前兆となる
  • 公共料金やクレジットカードなどの自動引き落としができないような口座残高しかない場合には、生活費の膨張が予見され、延滞の前兆となる

という形で、延滞が事前に予想できます。

延滞が予見される場合には、口座の凍結などの措置がとれ、融資金の回収はほかの地方銀行などと比べますと容易です。

従って、回収リスクを少なくすることによって、入り口となる自金庫自身の審査の甘さをカバーする政策をとっているのです。

まとめ

埼玉県熊谷市に本店のある埼玉縣信用金庫のカードローンの紹介とその審査についてご説明しました。

埼玉縣信用金庫はかなり利益状況が悪く、カードローン分野への参入による収益構造の改善は急務になっています。
但し、首都圏にあるために競争も激しく、融資可能額は大きく、金利は低くせざるを得ません。

そのため、埼玉縣信用金庫のカードローンは、競合の激しい優良顧客向けと口座のある方向けの二つがあり、どちらも金利的には低くなっています。

また、利益状況が悪いだけに、カードローン顧客数を増やす必要があり、信用金庫としての独自審査は他の信用金庫に比べますと、甘くなっています。